2010/10/04
H22.10.2~3 仙丈岳~両俣小屋 ~仙塩尾根を少しかじりました~
仙丈岳の頂上に初めて立ったのは3年前です。頂上からの景色を堪能していると男性1人がさらに先に歩いて行きます。「あのピークが大仙丈か・・・」地図を見るとそこから延びる尾根が「仙塩尾根」だと言うことを知りました。いつか歩きたいなと思っていました。
私が好きなatsu510さんのブログで 昨年の今頃 マイナールートと称して両俣小屋から大仙丈・仙丈ケ岳が紹介されていてこのコースもいいなと思っていました。
今年は夏は、アルプス以外の歩きたかった山を歩いたのでアルプスの山を歩いたのは9月に入ってからです。9月に穂高・剱岳を歩きました。この夏 南アルプスは 歩いていなかったのでどこか歩きたいなと思い3日間 休みをとりました。仙丈岳から間の岳・北岳・小太郎山を歩こうと思いました。仙塩尾根を歩き 間の岳から富士山を見て小太郎山から甲斐駒をみる。しかしこの計画 自分の体力 経験からするとちょっと不安でしたが・・・。10月2日 3日 4日と休みをとったのですが 案の定3日後半から4日に天気がくずれてくるという予報です。そこで1泊2日計画で仙丈岳~両俣小屋山行に相成りました。はじめは単独で考えていたのですが 人が少ない大仙丈から両俣までの間 1人では心もとないのでN師匠を誘いました。
10月2日 北沢峠ー仙丈岳ー大仙丈岳ーテント泊
10月3日 野呂川越-両俣小屋ー野呂川出合ー北沢峠
N師匠 私
10月2日
南アルプスバスは、仙流荘6時発 しかし5時を過ぎると駐車場が騒がしくなってきました。以前ここに来たときよりなんか駐車場周囲の雰囲気が変わっています。すでにバス乗車の列が出来上がっていました。私達は、3台目のバスに乗りました。その日は、5台ほどバスが出たようです。
7時前にバスは、北沢峠に着きました。
6時55分 北沢峠出発
皆 先に登っていかれたのか?甲斐駒方面に登っているのか?自分達と同時に歩き出す人が少ないです。仙流荘のバス停ではたくさん登山者がいたのに・・・。バスの中では、日帰りザックの人が多かったです。それにしてもなんて気持ちいい歩き出しなんでしょう。樹林帯から木漏れ日が・・・。今日は、運動会日和といわれるほど天気がいいとの予報なので展望が楽しみです。

南アルプスバスに乗り北沢峠手前の林道沿いは黄色く紅葉していましたが5合目まではチラホラ色づいている程度でした。紅葉の合間から北岳が見えます。

8時50分 大滝ノ頭5合目
5合目から20分ほど登ると樹林帯をぬけ甲斐駒ヶ岳がみえます。
甲斐駒ヶ岳の向こうに八ヶ岳 ななかまどは残暑が厳しかったのでやけてしまっているようでした。

ここを登りきれば小仙丈です。

10時25分 小仙丈岳
展望が素敵で写真撮影に忙しかったです。「ちょっと急ごか」という言葉も出ました素敵な展望にはかないません。
仙丈カール

ここを登り仙丈頂上へ その前に一度 下ります。一旦 下ってからN師匠より先に歩きます。時々 後ろを振り返ると師匠も自分のペースで歩いてくるので仙丈ケ岳頂上で待つことにします。これから歩く大仙丈 仙塩尾根を見たかったのです。

振り返れば小仙丈 甲斐駒ケ岳にガスがかかってきました。

歩いてみたい早川尾根

北岳と富士山 富士山に雲がかかってきました。

馬の背ヒュッテ方面に向かう尾根

仙丈岳頂上には人がたくさんいます。

ガスがわいてきた!仙丈小屋が見えます。

12時5分 仙丈岳頂上
大仙丈岳方面 こちらもガスがわいてきました。今日のメインイベントはこれからなのに・・・。
頂上付近の写真を撮り仙塩尾根を眺めていると師匠も頂上に到着 ガスがわいてきているので私は先を急ぎたい気分 念のためお昼はここにするか大仙丈にするか聞くとN師匠も同じ気持ちだったようで仙丈ヶ岳の頂上写真だけを撮り大仙丈へ向かいます。ここから大仙丈方面に向かうのは私達2人 先を歩いている人もみえません。大仙丈よりこちらに向かってくる男性1人だけです。

大仙丈から仙丈岳を見上げます。

12時50分 大仙丈岳
大仙丈から見るカールも格別です。仙丈ヶ岳にはたくさん人がいるのにここの頂上は貸切です。またまた念願の景色が見れてよかったです。
大仙丈より下ってきました。目の前のピークは大仙丈ではありません。ピークを巻いています。


この辺りで 両俣小屋へ行くつもりでしたが日の短いこの時期に無理でした。でもテントも持っているからなのか
あせることなく尾根を歩けました。
稜線から見ると紅葉はまだかなと思いましたが登山道脇には少しづつ葉が色づいて秋を感じました。

まだまだ野呂川越まではありますが振り返ると仙丈ヶ岳が見守ってくれてます。しかし前方の北岳はいつの間にかガスで隠れて見えなくなっていました。

こんな道やあんな道 樹林帯にいると大峰奥駈道を思わせるような道です。1人だったら心細いなと思いました。


16時 伊那荒倉岳
高望池 池の水涸れていました。

独標
ここに着いた時はガスガスで展望がなかったですが露岩のピークです。目を凝らすと野呂川越あたりが見えました。

仙塩尾根を縦走する人は、前日馬の背ヒュッテ・仙丈小屋など泊まり両俣小屋まで歩くか 北沢峠から歩く人なら高望池辺りでテント泊するものです。両俣小屋は、水も出ていてきれいなテント場ですが 仙塩尾根を間の岳・塩見岳まで歩くとなると野呂川越までのピストンがもったいないのです。私達は、明日は、余裕の行程でしたがどうせ両俣小屋におりるのならそこでテントを張りたかったのですが時間が足りず途中でテント泊となりました。
私は、こういうの初めてなんです。こんな樹林帯で・・・(もう少し行けば平らなところがあったんですが・・)
テントを設営したら今まで休憩ごとにN師匠にもらった饅頭を食べていたので お腹はそんなにすかないので
水はあったのですがもう火は使わず梅酒を飲み寝ることになりました。しかし 心配なんです。熊が・・・。
寝ている師匠に
私「あの泣き声はなんやろ?」 師匠「オコジョのなき声」
私「あの音はなんやろ?」 師匠「雷の音」
私「熊は夜行性」 師匠「そうや」
なんか振るえたうなり声のような音が聞こえるような気がします。耳を澄ますと師匠の寝息でした。あんなこんなで私は、寝付けませんでしたが0時過ぎから寝ていった様な気がします。
10月3日
5時30分頃テントを出てみると樹林帯からきれいな朝焼けが見えました。
6時出発

テントを張ったところから5分ほど歩いたところが野呂川越でした。
野呂川越から両俣小屋まで初めは急坂でした。ここは南アルプスなんやという感じがしました。

7時 両俣小屋
ひっそりしています。ベンチに座り朝食を・・・。ラーメンなど食べることにします。準備をしていると窓が開き両俣小屋の奥さんに「これから行くの?」と聞かれました。「これから帰ります。昨日は途中でテント泊でした」と話します。「寒くなかった?昨日は寒かったでしょう」と言われました。「ここでちょっと休ませてもらいます」と話すと「どうぞ どうぞ」と言われました。

8時 両俣小屋出発
途中 ガスがかかっていましたが大仙丈沢 小仙丈沢からカールが見えました。日曜日なのに工事作業をしてみえました。
10時40分 野呂川出合着
北沢峠行きのバスは12時35分までありません。北沢峠まで歩いて1時間20分 両俣小屋の奥さんと話した時は、北沢峠まで歩こうと思っていまいたがラーメンでもつくりバスを待とうという事になりラーメンを食し、少し工事用林道の脇に2人縦列に寝転がりバスを待つことにしました。
12時35分のバスに乗り北沢峠へ
両俣小屋から野呂川出合までの林道より バスに乗り北沢峠への林道のほうが紅葉がきれいに見えました。少しここを歩いてもよかったなと思いました。バスに乗っていたので余計そう思ったのかもしれません。北沢峠はガスガスでした。
13時 北沢峠より仙流荘へ
大仙丈から両俣小屋まで誰とも会いませんでした。そして翌日の北沢峠まで登山者とは会いませんでした。静かなコースです。今度 仙塩尾根をどう歩こうなんて考えながら今回の山行の余韻を楽しみました。
まだまだ弱輩者です。テント装備は持っていてもきっと1人だったら本当に不安だったです。ちょっと仙塩尾根をかじれてよかったです。
私が好きなatsu510さんのブログで 昨年の今頃 マイナールートと称して両俣小屋から大仙丈・仙丈ケ岳が紹介されていてこのコースもいいなと思っていました。
今年は夏は、アルプス以外の歩きたかった山を歩いたのでアルプスの山を歩いたのは9月に入ってからです。9月に穂高・剱岳を歩きました。この夏 南アルプスは 歩いていなかったのでどこか歩きたいなと思い3日間 休みをとりました。仙丈岳から間の岳・北岳・小太郎山を歩こうと思いました。仙塩尾根を歩き 間の岳から富士山を見て小太郎山から甲斐駒をみる。しかしこの計画 自分の体力 経験からするとちょっと不安でしたが・・・。10月2日 3日 4日と休みをとったのですが 案の定3日後半から4日に天気がくずれてくるという予報です。そこで1泊2日計画で仙丈岳~両俣小屋山行に相成りました。はじめは単独で考えていたのですが 人が少ない大仙丈から両俣までの間 1人では心もとないのでN師匠を誘いました。
10月2日 北沢峠ー仙丈岳ー大仙丈岳ーテント泊
10月3日 野呂川越-両俣小屋ー野呂川出合ー北沢峠
N師匠 私
10月2日
南アルプスバスは、仙流荘6時発 しかし5時を過ぎると駐車場が騒がしくなってきました。以前ここに来たときよりなんか駐車場周囲の雰囲気が変わっています。すでにバス乗車の列が出来上がっていました。私達は、3台目のバスに乗りました。その日は、5台ほどバスが出たようです。
7時前にバスは、北沢峠に着きました。
6時55分 北沢峠出発
皆 先に登っていかれたのか?甲斐駒方面に登っているのか?自分達と同時に歩き出す人が少ないです。仙流荘のバス停ではたくさん登山者がいたのに・・・。バスの中では、日帰りザックの人が多かったです。それにしてもなんて気持ちいい歩き出しなんでしょう。樹林帯から木漏れ日が・・・。今日は、運動会日和といわれるほど天気がいいとの予報なので展望が楽しみです。

南アルプスバスに乗り北沢峠手前の林道沿いは黄色く紅葉していましたが5合目まではチラホラ色づいている程度でした。紅葉の合間から北岳が見えます。

8時50分 大滝ノ頭5合目
5合目から20分ほど登ると樹林帯をぬけ甲斐駒ヶ岳がみえます。
甲斐駒ヶ岳の向こうに八ヶ岳 ななかまどは残暑が厳しかったのでやけてしまっているようでした。

ここを登りきれば小仙丈です。

10時25分 小仙丈岳
展望が素敵で写真撮影に忙しかったです。「ちょっと急ごか」という言葉も出ました素敵な展望にはかないません。
仙丈カール

ここを登り仙丈頂上へ その前に一度 下ります。一旦 下ってからN師匠より先に歩きます。時々 後ろを振り返ると師匠も自分のペースで歩いてくるので仙丈ケ岳頂上で待つことにします。これから歩く大仙丈 仙塩尾根を見たかったのです。

振り返れば小仙丈 甲斐駒ケ岳にガスがかかってきました。

歩いてみたい早川尾根

北岳と富士山 富士山に雲がかかってきました。

馬の背ヒュッテ方面に向かう尾根

仙丈岳頂上には人がたくさんいます。

ガスがわいてきた!仙丈小屋が見えます。

12時5分 仙丈岳頂上
大仙丈岳方面 こちらもガスがわいてきました。今日のメインイベントはこれからなのに・・・。
頂上付近の写真を撮り仙塩尾根を眺めていると師匠も頂上に到着 ガスがわいてきているので私は先を急ぎたい気分 念のためお昼はここにするか大仙丈にするか聞くとN師匠も同じ気持ちだったようで仙丈ヶ岳の頂上写真だけを撮り大仙丈へ向かいます。ここから大仙丈方面に向かうのは私達2人 先を歩いている人もみえません。大仙丈よりこちらに向かってくる男性1人だけです。

大仙丈から仙丈岳を見上げます。

12時50分 大仙丈岳
大仙丈から見るカールも格別です。仙丈ヶ岳にはたくさん人がいるのにここの頂上は貸切です。またまた念願の景色が見れてよかったです。
大仙丈より下ってきました。目の前のピークは大仙丈ではありません。ピークを巻いています。


この辺りで 両俣小屋へ行くつもりでしたが日の短いこの時期に無理でした。でもテントも持っているからなのか
あせることなく尾根を歩けました。
稜線から見ると紅葉はまだかなと思いましたが登山道脇には少しづつ葉が色づいて秋を感じました。

まだまだ野呂川越まではありますが振り返ると仙丈ヶ岳が見守ってくれてます。しかし前方の北岳はいつの間にかガスで隠れて見えなくなっていました。

こんな道やあんな道 樹林帯にいると大峰奥駈道を思わせるような道です。1人だったら心細いなと思いました。


16時 伊那荒倉岳
高望池 池の水涸れていました。

独標
ここに着いた時はガスガスで展望がなかったですが露岩のピークです。目を凝らすと野呂川越あたりが見えました。

仙塩尾根を縦走する人は、前日馬の背ヒュッテ・仙丈小屋など泊まり両俣小屋まで歩くか 北沢峠から歩く人なら高望池辺りでテント泊するものです。両俣小屋は、水も出ていてきれいなテント場ですが 仙塩尾根を間の岳・塩見岳まで歩くとなると野呂川越までのピストンがもったいないのです。私達は、明日は、余裕の行程でしたがどうせ両俣小屋におりるのならそこでテントを張りたかったのですが時間が足りず途中でテント泊となりました。
私は、こういうの初めてなんです。こんな樹林帯で・・・(もう少し行けば平らなところがあったんですが・・)
テントを設営したら今まで休憩ごとにN師匠にもらった饅頭を食べていたので お腹はそんなにすかないので
水はあったのですがもう火は使わず梅酒を飲み寝ることになりました。しかし 心配なんです。熊が・・・。
寝ている師匠に
私「あの泣き声はなんやろ?」 師匠「オコジョのなき声」
私「あの音はなんやろ?」 師匠「雷の音」
私「熊は夜行性」 師匠「そうや」
なんか振るえたうなり声のような音が聞こえるような気がします。耳を澄ますと師匠の寝息でした。あんなこんなで私は、寝付けませんでしたが0時過ぎから寝ていった様な気がします。
10月3日
5時30分頃テントを出てみると樹林帯からきれいな朝焼けが見えました。
6時出発

テントを張ったところから5分ほど歩いたところが野呂川越でした。
野呂川越から両俣小屋まで初めは急坂でした。ここは南アルプスなんやという感じがしました。

7時 両俣小屋
ひっそりしています。ベンチに座り朝食を・・・。ラーメンなど食べることにします。準備をしていると窓が開き両俣小屋の奥さんに「これから行くの?」と聞かれました。「これから帰ります。昨日は途中でテント泊でした」と話します。「寒くなかった?昨日は寒かったでしょう」と言われました。「ここでちょっと休ませてもらいます」と話すと「どうぞ どうぞ」と言われました。

8時 両俣小屋出発
途中 ガスがかかっていましたが大仙丈沢 小仙丈沢からカールが見えました。日曜日なのに工事作業をしてみえました。
10時40分 野呂川出合着
北沢峠行きのバスは12時35分までありません。北沢峠まで歩いて1時間20分 両俣小屋の奥さんと話した時は、北沢峠まで歩こうと思っていまいたがラーメンでもつくりバスを待とうという事になりラーメンを食し、少し工事用林道の脇に2人縦列に寝転がりバスを待つことにしました。
12時35分のバスに乗り北沢峠へ
両俣小屋から野呂川出合までの林道より バスに乗り北沢峠への林道のほうが紅葉がきれいに見えました。少しここを歩いてもよかったなと思いました。バスに乗っていたので余計そう思ったのかもしれません。北沢峠はガスガスでした。
13時 北沢峠より仙流荘へ
大仙丈から両俣小屋まで誰とも会いませんでした。そして翌日の北沢峠まで登山者とは会いませんでした。静かなコースです。今度 仙塩尾根をどう歩こうなんて考えながら今回の山行の余韻を楽しみました。
まだまだ弱輩者です。テント装備は持っていてもきっと1人だったら本当に不安だったです。ちょっと仙塩尾根をかじれてよかったです。
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仙塩尾根
私もお盆に歩いた道ですが、ツレのペースに合わせていたら両俣小屋に着いたのが16時半。
14時には着いてる予定だったのですが・・。
ヤマではド遅刻で、稜線でなくおばちゃんにカミナリ落とされました(苦笑)
そういう意味でも長大な尾根で、途中でテント泊は正しい判断だったかと思います。
私も最近テントは担いでないからたまには担いでみるかな?
ところで仙丈ヶ岳のバッジは買いましたか?
Re: 長次郎さん
長次郎さんの仙丈ヶ岳~両俣小屋のレポートを読んで 私はずっと両俣小屋のおかみさんの
カミナリの事が頭に残っていたのです。北沢峠を出発し両俣小屋に泊まろうと思うのなら
私の体力ならなるべくザックを軽くして歩こうかなと思ったのですが もし遅く着いたなら
まだテント泊のほうがカミナリが落ちないかな・・なんておもいテント泊の準備をしました。
やはり予想通り両俣小屋にはつけませんでしたが・・・。
仙丈ヶ岳のバッチは以前歩いた時購入したので今回 買いませんでした。こちらをご覧下さいね。
http://mini1638.blog103.fc2.com/blog-entry-46.html
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