2014/08/11
H26.8.2~5 黒部五郎岳・高天ヶ原 2日目 ~雲の平はガスの中~
8月3日
有峰林道ゲートへ来るまでの車内で2日目の行程についてじんじんさんにきかれました。「黒部五郎岳経由ではどう?」と・・・。uttyさんは いいとのことだけれど私は無理だと思いました。黒部五郎岳経由で行くと行程時間が長いし今回の目的は雲の平・そして高天ヶ原温泉につかること せっかくこれたのだからまずは目的を全うしたいのです。テント場で3人で話をしていて2日目は直接 雲の平へ行かず黒部五郎岳経由 三俣山荘のテント場まで歩く事になりました。CT 10時間ほど 私に歩けるでしょうか?前日より 心配になってきました。
太郎兵衛平(4:45)~太郎平小屋(5:50)~太郎山(6:07)~神岡新道分岐(8:00)~北ノ俣岳(8:10-15)~赤木岳(9:04)~中俣乗越~黒部五郎の肩(12:10)~黒部五郎岳(12:30)~黒部五郎の肩(12:45-13:00)~カール~黒部五郎テントサイト(15:10)
uttyさんは 黒部五郎岳への稜線を見て歩きたくなったと言っていたけれど私は眺めるたびに歩けるかどうか心配 不安な気持ちがこみ上げてきました。自分だけ雲の平直登コースを行き今日は雲の平山荘に泊まろうかなと思いましたが テント等重い装備を持ってくれているじんじんさん uttyさんが歩くというなら私もついていかねばなりません。
私は この黒部五郎岳までのコース 以前 ゴールデンウィークの時期に飛越トンネルから山の会で歩いたことがあります。最後の黒部五郎岳への直登がえらくて数歩歩いてはとまり数歩歩いてはとまり しまいには雪の斜面に座れるよう掘ってしばらく座って休んでいた覚えがありますが頂上から見た景色は最高だったのを覚えています。人は少なくこんな展望を私たちだけでひとりじめできてもったいなく思いました。いい山行の思い出があるコースなので歩くのは楽しみなのですが・・・。しかし自分が歩くと決めた以上は頑張って歩かないと・・・。
4時45分 太郎平テント場出発

目が覚めるころには雨も上がっていました。曇っていますが今日歩く北ノ股岳~黒部五郎岳がはっきり見えます。槍の先も見え水晶岳から双六岳あたりまではっきり見えます。
北ノ股岳~黒部五郎岳

水晶岳~双六岳

薬師岳

太郎平小屋のベンチで朝食をとり出発です。
木道を少し歩くと 薬師沢小屋と北ノ股岳への分岐です。薬師沢小屋へへの道は緩やかに下っていきますが北ノ股岳への道は緩やかに登っていきます。
6時7分 太郎山

中央の台地が雲の平

今まで歩いてきたところを眺めます 残雪も残っていて池塘も見られます。ここにはたくさんいろんな花が咲いていました。
有峰湖も見えるし富山市街地は天気が晴れのようです。

ヨツバシオガマ

ワタスゲ

アオノツガサクラ

ハクサンイチゲ

8時10分 北ノ股岳

北ノ股岳よりこれから歩く黒部五郎岳への道

赤牛から水晶までの稜線

9時4分 赤木岳
曇りながらも展望は見えたのですがこのころよりガスってきて展望が見えなくなりました。時折小雨が降ってきたり風が強かったりしました。

黒部五郎岳の上の方はガスで見えません。
以前 このコースを歩いたのは9年前でした。その時は雪を踏みしめ歩いたのですが 今回歩いてこんなコースだったんやとはじめて歩く感覚でした。季節や天気が違えば山の雰囲気もずいぶん変わります。花があり緑がありずいぶん目を楽しませてくれます。

ここが黒部五郎岳への 最後の登りになるのでしょうか?ガレ交じりの登山道。途中 小雨がズボンにしみてきて寒くなってきたので合羽のズボンをはきます。次々 追い抜かされ九十九折れの登山道 ガスガスで前を行く登山者の姿が見えなくなります。私がよほど疲れて歩いていたのでしょう。上から降りてきた女性が「私はこのペースで黒部五郎の肩から10分ほど降りてきました。もうすぐですよ。肩は・・・」と話しかけてくれました。この言葉であと少しと元気が出ました。
12時10分 黒部五郎の肩

やっと黒部五郎の肩につきました。ずいぶん 時間がかかってしまいました。じんじんさんやuttyさんのリュックが置いてありますが姿が見えません。頂上へ向かったのかな。あたりはガスガス。女性に「頂上はどのくらい時間がかかりますか?」と聞くと「20分くらい 行ってきた方がいいよ」と言われ頂上へ向かい歩きました。
12時30分 黒部五郎岳頂上 ガスガスです
途中 じんじんさんとuttyさんに会いました。お2人は私を待っていてくれたようですが遅いので頂上へ・・・。すでに昼食も食べたそうです。私のためにお湯を沸かして肩で待ってくれるとの事でした。しかしながらじんじんさん uttyさん達は11時10分頃 肩に到着したそうです。私は1時間遅れ。ずいぶん待たせました。肩に戻りパンとコーヒーを飲み手黒部五郎小屋に向けてカールコースを降ります。

年前に黒部五郎岳に登りはカールを 下りは稜線コースを歩きました。天気も良くどちらのコースも良かったです。頂上もガスガスならカールの中もガスガス。しかし登山道のわきにたくさん花が咲いていていました。カールの中は ガスガスでも「楽園」という言葉が似合う場所です。

15時10分 黒部五郎テント場
じんじんさん uttyさんがテント場で待っています。今日は三俣山荘テント場まで行かず黒部五郎のテント場で泊まろうということになりました。きっと今から行くと 遅くなって張るところがない・・・という判断だったようです。私は少しホッとしましたが 今日 三俣テント場まで行っておくと明日の行動がずいぶん楽なのですが・・・・。明日は4時出発とのことですが また明日の事が心配になってきました。

テントを設営 それぞれ夕食を作ります。私はインスタントラーメンをつくり食べます。
いつもならビールでも飲みたい気分ですが 少し冷えてあまりビールを飲みたいとは思いません。uttyさんの ジェットボイルで湯を沸かしてuttyさんの持参の三岳 自分の持ってきた梅酒等で湯割りとします。私 単独なら食べたらテントの中に入り横になり他の人と話をする機会なんてないのですが 今日はじんじんさん uttyさんという社交的な方が一緒なのでテント泊の方々と話す機会ができました。同じコースを今日 歩いてきた人、そして私達と反対に回ってきて明日 太郎平へ向かう人・・・。山の話はもりあがります。みんながテントへ戻る頃 再び雨がふり出しました。
有峰林道ゲートへ来るまでの車内で2日目の行程についてじんじんさんにきかれました。「黒部五郎岳経由ではどう?」と・・・。uttyさんは いいとのことだけれど私は無理だと思いました。黒部五郎岳経由で行くと行程時間が長いし今回の目的は雲の平・そして高天ヶ原温泉につかること せっかくこれたのだからまずは目的を全うしたいのです。テント場で3人で話をしていて2日目は直接 雲の平へ行かず黒部五郎岳経由 三俣山荘のテント場まで歩く事になりました。CT 10時間ほど 私に歩けるでしょうか?前日より 心配になってきました。
太郎兵衛平(4:45)~太郎平小屋(5:50)~太郎山(6:07)~神岡新道分岐(8:00)~北ノ俣岳(8:10-15)~赤木岳(9:04)~中俣乗越~黒部五郎の肩(12:10)~黒部五郎岳(12:30)~黒部五郎の肩(12:45-13:00)~カール~黒部五郎テントサイト(15:10)
uttyさんは 黒部五郎岳への稜線を見て歩きたくなったと言っていたけれど私は眺めるたびに歩けるかどうか心配 不安な気持ちがこみ上げてきました。自分だけ雲の平直登コースを行き今日は雲の平山荘に泊まろうかなと思いましたが テント等重い装備を持ってくれているじんじんさん uttyさんが歩くというなら私もついていかねばなりません。
私は この黒部五郎岳までのコース 以前 ゴールデンウィークの時期に飛越トンネルから山の会で歩いたことがあります。最後の黒部五郎岳への直登がえらくて数歩歩いてはとまり数歩歩いてはとまり しまいには雪の斜面に座れるよう掘ってしばらく座って休んでいた覚えがありますが頂上から見た景色は最高だったのを覚えています。人は少なくこんな展望を私たちだけでひとりじめできてもったいなく思いました。いい山行の思い出があるコースなので歩くのは楽しみなのですが・・・。しかし自分が歩くと決めた以上は頑張って歩かないと・・・。
4時45分 太郎平テント場出発

目が覚めるころには雨も上がっていました。曇っていますが今日歩く北ノ股岳~黒部五郎岳がはっきり見えます。槍の先も見え水晶岳から双六岳あたりまではっきり見えます。
北ノ股岳~黒部五郎岳

水晶岳~双六岳

薬師岳

太郎平小屋のベンチで朝食をとり出発です。
木道を少し歩くと 薬師沢小屋と北ノ股岳への分岐です。薬師沢小屋へへの道は緩やかに下っていきますが北ノ股岳への道は緩やかに登っていきます。
6時7分 太郎山

中央の台地が雲の平

今まで歩いてきたところを眺めます 残雪も残っていて池塘も見られます。ここにはたくさんいろんな花が咲いていました。
有峰湖も見えるし富山市街地は天気が晴れのようです。

ヨツバシオガマ

ワタスゲ

アオノツガサクラ

ハクサンイチゲ

8時10分 北ノ股岳

北ノ股岳よりこれから歩く黒部五郎岳への道

赤牛から水晶までの稜線

9時4分 赤木岳
曇りながらも展望は見えたのですがこのころよりガスってきて展望が見えなくなりました。時折小雨が降ってきたり風が強かったりしました。

黒部五郎岳の上の方はガスで見えません。
以前 このコースを歩いたのは9年前でした。その時は雪を踏みしめ歩いたのですが 今回歩いてこんなコースだったんやとはじめて歩く感覚でした。季節や天気が違えば山の雰囲気もずいぶん変わります。花があり緑がありずいぶん目を楽しませてくれます。

ここが黒部五郎岳への 最後の登りになるのでしょうか?ガレ交じりの登山道。途中 小雨がズボンにしみてきて寒くなってきたので合羽のズボンをはきます。次々 追い抜かされ九十九折れの登山道 ガスガスで前を行く登山者の姿が見えなくなります。私がよほど疲れて歩いていたのでしょう。上から降りてきた女性が「私はこのペースで黒部五郎の肩から10分ほど降りてきました。もうすぐですよ。肩は・・・」と話しかけてくれました。この言葉であと少しと元気が出ました。
12時10分 黒部五郎の肩

やっと黒部五郎の肩につきました。ずいぶん 時間がかかってしまいました。じんじんさんやuttyさんのリュックが置いてありますが姿が見えません。頂上へ向かったのかな。あたりはガスガス。女性に「頂上はどのくらい時間がかかりますか?」と聞くと「20分くらい 行ってきた方がいいよ」と言われ頂上へ向かい歩きました。
12時30分 黒部五郎岳頂上 ガスガスです
途中 じんじんさんとuttyさんに会いました。お2人は私を待っていてくれたようですが遅いので頂上へ・・・。すでに昼食も食べたそうです。私のためにお湯を沸かして肩で待ってくれるとの事でした。しかしながらじんじんさん uttyさん達は11時10分頃 肩に到着したそうです。私は1時間遅れ。ずいぶん待たせました。肩に戻りパンとコーヒーを飲み手黒部五郎小屋に向けてカールコースを降ります。

年前に黒部五郎岳に登りはカールを 下りは稜線コースを歩きました。天気も良くどちらのコースも良かったです。頂上もガスガスならカールの中もガスガス。しかし登山道のわきにたくさん花が咲いていていました。カールの中は ガスガスでも「楽園」という言葉が似合う場所です。

15時10分 黒部五郎テント場
じんじんさん uttyさんがテント場で待っています。今日は三俣山荘テント場まで行かず黒部五郎のテント場で泊まろうということになりました。きっと今から行くと 遅くなって張るところがない・・・という判断だったようです。私は少しホッとしましたが 今日 三俣テント場まで行っておくと明日の行動がずいぶん楽なのですが・・・・。明日は4時出発とのことですが また明日の事が心配になってきました。

テントを設営 それぞれ夕食を作ります。私はインスタントラーメンをつくり食べます。
いつもならビールでも飲みたい気分ですが 少し冷えてあまりビールを飲みたいとは思いません。uttyさんの ジェットボイルで湯を沸かしてuttyさんの持参の三岳 自分の持ってきた梅酒等で湯割りとします。私 単独なら食べたらテントの中に入り横になり他の人と話をする機会なんてないのですが 今日はじんじんさん uttyさんという社交的な方が一緒なのでテント泊の方々と話す機会ができました。同じコースを今日 歩いてきた人、そして私達と反対に回ってきて明日 太郎平へ向かう人・・・。山の話はもりあがります。みんながテントへ戻る頃 再び雨がふり出しました。
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